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第19回 東欧への旅✈ハンガリー・ブダペスト編

クラクフを後にして向かう先は、ハンガリーの首都ブダペストです!

 

今回海外で初めて夜行バスを使ってみました。

若干の不安はあったものの、特に危ないこともなく快適でした。

若い旅人たちに囲まれて約6時間、国境を越えてゆきます。

ハンガリーに到着した時はまだ朝の5時…。地下鉄で都心部に向かいます。

 

*早朝のブダペスト東駅。ちょっと物悲しい…。

 

私は語学学校でハンガリー人の友達から聞いて初めて知ったのですが、ブダペストってドナウ川を挟んで左側が“ブダ”、右側が“ペスト”と呼ばれるエリアに分かれています。

どちらかといえばペストの方が観光地が多く、華やかなイメージ。

 

その2つをつなぐのが鎖橋。

 

*対岸にはブダ城が見えています。

 

ブダペストはワルシャワともクラクフともまた全然違う!同じ東欧とはいえ街並みも雰囲気もガラッと変わりました。

ブダペストの方が街も人もオープンな感じがしました。英語もわりと通じますし、ちょっと閉鎖的な印象があったポーランドよりも旅しやすいように思います。

 

そうそう、ブダペストには“世界一美しいマクドナルド”がありまして…笑

朝方行ってきましたが、確かに看板がなければマックとはわからないです!

 

*ブダペスト西駅に隣接しています。

 

内部も本当に駅舎そのものでクラシック。中にいる人々は他の店と変わらず若者たちでしたが…。

 

 

お昼時に小さなベーグル屋さんに行きました。

 

 

ポーランドが発祥の地と言われるベーグル、ここブダペストでもとってもおいしかったです。

店内もオーナーが少しずつ作ったという棚が良い雰囲気を出していました。

 

 

 

お腹を満たした後は街を散策。あまり近代的なビルがなく、歴史があって落ち着く街並みです。

 

 

 

古くて大きな市場にも入ってみました。

食料から雑貨まで、なんでもあります!

 

 

優しいおじさんおばさんが店先に立っていて、果物を買ったらみかんを一個おまけしてくれたり。

一人旅をしているとこういう時の優しさが沁みます…。

 

 

交通機関はバス、地下鉄、市電と何でもありますが、特に地下鉄の歴史がすごい。

ヨーロッパではロンドンに次ぐ古さらしく、最古の1号線は駅や車両全部が世界遺産になっているんです!

 

 

世界遺産、納得。

 

 

オレンジ色がかわいい市電がドナウ川沿いをゆっくり走っていきます。

 

そしてここでの滞在先も…とても素敵なAirbnbでした。

オーナーさん自らDIYで仕上げた部屋は見た目の古さとは違いとても清潔で広く、かなり快適に過ごすことができました。

 

*外廊下タイプの古ーいアパート。

 

*その室内。綺麗!

 

これまた古いタイプライターが置いてありました。

おじいちゃんが使っていたものだそう…。ヨーロッパの人の物持ちの良さはすごいです。

インテリアとしてもしっかり機能していますよね。

 

夜はこのオーナーさんお勧めのハンガリー料理店で伝統料理“グーラッシュ”を堪能し、本当に人に恵まれた旅だったなぁと思います。

 

 

ロンドン生活最後の旅ということもありいつもよりのんびりと街を巡ったのですが、宿の人たちの情報で思いがけない場所へ行くことができたり…人のつながりのありがたさを感じた旅でもありました。

 

これにて1年間のロンドン生活と旅の記録はおしまいです。

今まで読んで下さった方、ありがとうございました!

 

次はいつどこに行けるかな…?

次の目的地を夢見ながら、海外で得てきたものを生かせるよう頑張っていきたいです(^^)v

 

 

 

第18回 東欧への旅✈ポーランド・クラクフ編

続いてはワルシャワから電車で1時間半南へ走った所にある、クラクフという街について。

 

ここは以前ポーランドの首都として栄華を誇った街だけあり、全体的にワルシャワより伝統的でクラシックな印象が強い街でした。

 

観光客向けではありますが、街中に馬車が何台も走っています。

 

 

クラクフの人は自分たちの街の歴史に誇りを持っていて、途中から首都の座を奪ったワルシャワにライバル心を燃やしているとか…。

滞在したAirbnbの主人夫婦が話していました。

 

確かにお城や教会がたくさんあり、古き良き…という言葉がぴったりな街です。

 

 

その主人夫婦に教えてもらい、地元の人しか行かないという穴場レストランに行ってみたりしました。

 

*これが入口です!!

 

一人旅で毎回困るのが夕食ですが、思いきって入ってみると想像以上に和やかなお店で、ポーランドの庶民料理を格安で食べられました♪

写真では伝わりにくいのですがこのマッシュルームスープやチキンがとてもおいしくて。しかもこれでたった450円!

 

 

ポーランドはとにかく物価が安いことに感動しました。

ロンドンでの一食分のお金で三食分まかなえてしまいます…。

 

 

さてさて、クラクフに来た一番の目的は戦後最も有名になってしまった施設を見学すること。

バスで1時間ちょっと郊外まで走るとアウシュビッツ強制収容所(現在は博物館)に到着します。

 

 

ここは現在でもほぼ全ての建物を当時のまま公開していて、収容されていた人々が実際に寝ていた場所や遺品などを間近で見ることができます。

覚悟をして行ったつもりでしたがやはり想像以上の部分が多く…。なかなか言葉で表すことが難しいと感じます。

 

アウシュビッツから少し離れたビルケナウ強制収容所には線路が残っていました。

かつて何も知らない人々を乗せてきた列車が走っていたもの。

ここではたくさんの人が立ち止まっていました。

 

 

 

そしてクラクフで滞在したお家のご夫婦は奥さんが建築家!

室内もその人の好みのものが随所に置かれていたり、デザインについての本が無造作に並べられていたり。

 

 

何かと参考になる素敵なお家でした^^

ここのご夫婦に教えてもらったレストラン第二弾も、ちょっと高級な雰囲気なのに安くて美味しかったです!

 

*メニュー一例…マッシュルームのスープとパンが15ズォティ=420円!

(旅行当時、1ズォティ=28円でした。)

 

クラクフでの短い滞在を終え、この夜に次の目的地ハンガリー・ブダペストへ向かいました。

次回に続きます^^

第17回 東欧への旅✈ポーランド・ワルシャワ編

札幌からこんにちは!無事帰国しました。

 

1年ぶりに仕事復帰しております。

日々の慌ただしさに紛れてしまって、ほんの1ヶ月前までロンドンで暮らしていたことが信じられない気持ちですが…。

 

*じわじわと恋しくなってきています。

 

さて、前回予告していました東欧旅行!

ポーランドとハンガリーに行ってきました。まずはポーランドからご紹介したいと思います^^

 

もともと東ヨーロッパの雰囲気に興味があったのですが、中でもポーランドは一度行ってみたかった国でした。

ロンドンから首都のワルシャワまでは格安飛行機で3時間弱の旅。

降り立った時の印象は…寒い!この時期はよく-20度くらいまで下がるそうです。

 

 

意外と都会ですが見慣れたヨーロッパの街並みとはやっぱり少し違います。

クラシックという感じでもなく、共産主義の名残が未だ残っている感じでした。

 

*地下鉄の入口は全部メトロの“M”型。

 

そんな近代的な街並みから少し離れると、ワルシャワ歴史地区に入ります。

このエリアは本当に素敵で、異国の建築様式と混じり合った歴史ある光景を見ることができます。

 

 

私は初め「昔からの建物が保存されているんだなぁ」と思っていたのですが、参加したシティツアーのガイドさんによるとこれらのほとんどは第二次世界大戦後に建てられたものとのこと。

 

1930年代後半から40年代前半にかけて、ワルシャワでは実に85%の建物が空襲により破壊されたそうです。

戦後になると壊された建物を完璧に再建しようという運動が起こり、レンガの壁に元々あったヒビ一つに至るまで少しずつ再現していったと…。

その熱意に驚くと同時に「街の8割以上が破壊されたって…」と当時の恐怖を少しリアルに感じました。

 

そんな街の中にあったこちらのお家。

 

 

中央突き当たりの狭い家、わかりますか?

ここは左右の家をつなぐ廊下のような場所だと思ったのですが…なんと独立した家なんだそう。

住めるの?!と思いきや、裏に回るとこんな立派な姿が。

 

 

ここでは建物の間口に応じて税金の額を決めているので、あえて間口狭小な家に住むことで節約している人がいるんですね。

なんだか江戸時代の長屋みたいだなと思いました。

 

歴史地区をあとにして向かった先は、ポーランドユダヤ人歴史博物館。

 

 

言うまでもなくポーランドは戦時中に多くのユダヤ人が迫害された場所です。

第二次世界大戦だけではなくユダヤ人の起源にまでさかのぼり、戦争につながる長く複雑な歴史を展示していました。

 

*外観とのギャップが大きい内部エントランス。洞窟のようです。

 

 

ここは2016年のヨーロッパベスト博物館に選ばれたのですが、それも納得の見応え十分な場所でした。

 

*夕暮れ時の佇まいも良いです。

 

そういえば…

今回の旅でもAirbnbを使って滞在したのですが、その家々がどれも個性的で素敵でした。

ワルシャワで2泊したアパートはこぢんまりとしながらも清潔で温かく、居心地が良かったです。

 

*タオル置きに古いミシン台を使っていたり。

 

ワルシャワは西ヨーロッパに慣れた目にはとても新鮮に写り面白かったのですが、若者はともかくなかなか英語を話せる人がいなかったり全体的に閉鎖的な印象だったり…。

ただこの国の歴史を知ると、過酷な経験が寡黙な人を作ったのかなと感じました。 (ポーランドは第二次世界大戦を含め歴史上3回も地図から抹消されているんです。)

 

さて、続いてはポーランド南部のクラクフについてご紹介したいと思います。

 

 

第16回 さよならロンドン

大変遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます。

ロンドンでの初めての年越しはテムズ川でのカウントダウン花火を

テレビで見ながら。

ちょうど1年前の元旦に渡英したことを思い出しながら、

しみじみと2017年を迎えました。

 

そして私の留学生活もついにあと1週間です。

最近はどこに行っても何を見ても「これが最後」という気持ちが浮かび…涙

なんてことない風景でも逐一写真に残すようになりました。

 

というわけで、今回は間もなくお別れのロンドンで過ごしている日常をご紹介したいと思います。

 

まずはなくてはならない毎日の足、バスと地下鉄(Tube)から。

特にバスはTubeに比べて安く、路線もかなり多いため

ほぼ毎日乗っていました。

​以前のブログでも書いたように時に無法地帯と化すバスですが…笑

今振り返るとそれも楽しい発見でした。

 


​先日バス停で見つけたチラシ。

 

一方Tubeは急いでいる時に便利。難点は空気が汚いことなんですが…。

(1日に2回以上乗ると本当に鼻の中が黒くなるんです!!)

そのかわり駅構内や表示のちょっとしたデザインはさすがだなと思います。

 

 

​名物?の長ーいエスカレーター。

 


​『シャーロック・ホームズ』ゆかりのベイカーストリート駅。

その駅ならではのモチーフを使った遊び心が込められていますよね。

 

先日はTubeで大英図書館に行ってきました。最寄り駅はハリーポッターでお馴染みキングスクロス駅。

 


​1973年に建てられた世界最大の資料収蔵数を誇る図書館です。

とはいえまったく敷居が高くなく、閲覧室以外のほとんどの場所に無料で入れます!

 


​中には座るスペースがたくさんあり、Wi-Fiも完備…まさに学生の味方ですね。

 

 

その後向かったのは図書館から少し北東側にあるエンジェル/イズリントン。

こぢんまりとしたカフェやインテリアショップが立ち並ぶ素敵なエリアです。

 

照明つながりで…こちらでは蛍光灯をそのままぶら下げたりアレンジしたりする様子をよく見かけます。

 

すっかり見慣れてしまった赤い電話ボックスも

いずれ懐かしくなるのでしょうか。

 

また別のある日にはセール真っ只中のロンドン都心部、

カーナビーストリートへ。

12月末から1月中旬までは歩きにくいほど混み合っていました。

 

でも一本路地に入るといきなり人が少なくなったり

突然中華街が現れたりするのも面白い。

 

なんだかとりとめもない風景ばかりになってしまいましたが…

ひとまずこのあたりで^^

 

ロンドンの魅力は都会なのにこういう隙や余白、遊びがあって異文化もうまく融合している所かなと思います。

だからこそ今後どのようになっていくのか不安でもあります…。

 

エピソードや感想は楽しかったこともそうでなかったことも含めて

語り尽くせないです。

今はとにかく1年間ここで暮らして勉強し、色々なものを見聞きできたこと。

そして支えてくれた全ての方に感謝です。

 

さてさて、慌ただしいですが帰国前に私自身初めての東欧旅行へ行ってきます!

 

もう少しお付き合い下さ〜い。

第15回 新デザインミュージアムOPEN

大学のメインコースが先日終了しました!
前回のブログでご紹介したオリンピックにまつわる建築プレゼンも無事終わり、(締め切りギリギリに)小論文も提出し…
ホッと一息ついた所です。

 

そんな今回は最近訪ねた新しい美術館についてお伝えしたいと思います♪

11月24日、西ロンドンの高級エリア・ハイストリートケンジントンにデザインミュージアムが移転オープンしました。


*オフィシャルウェブサイトより。屋根が特徴的な建物です。

 

元々は1989年にテレンス・コンラン卿によって東ロンドンに作られたモダンアート専門の美術館。
彼はイギリスの代表的インテリアデザイナーで、世界各地のライフスタイルショップやレストランの経営者でもあります。
日本でも『ザ・コンランショップ』が展開していますね。

 

作品の収蔵スペースが不足していたことから、西ロンドンで長年放置されていた60年代の建物を改修・移転という流れになりました。

 

建築家はイギリス出身・ミニマルなデザインで有名なジョン・ポーソン。
内部空間は極めてシンプルでありながらも独特な屋根形状などの元々の建物を活かした構造になっていました。

 

地下1階、地上3階の低層。

中央に大きな吹き抜けがあり、それを囲むように各フロアが重ねられています。

 

8月のブログでご紹介したテートモダンの旧館などは、デザインはユニークですが上下の移動回路がわかりづらく

アクセスの悪さの例として学校の授業でも取り上げられていました。
その点この美術館は対照的で自分が今どこにいるかが一目瞭然です。

 

そして屋根形状をそのまま表した吹き抜けには天井照明が一切無し!
それでも階段手摺の下や壁の隙間などにしっかり間接照明が計画されていて、
暗さを感じないだけではなくそれらが誘導灯のような役割も担っていました。
てっぺんのスリットからわずかに漏れる自然光も良い雰囲気です。

 

よく見ると細かい部分にもこだわっていますが、建物はあくまで展示物を引き立てるもの。主張しすぎないようにおさえているのが伝わりました。
奇抜なものも多い中こういう建築は何だか新鮮に感じます。熱心に空間を眺めている人が多かったのも印象的でした。

 

さて、こちらでは現在『Beazley Design of the Year』という特別展が開催中。
2016年に誕生した優れたデザインを建築・プロダクト・コマーシャル等あらゆるジャンルから紹介しています。
4月のミラノサローネに行った際訪れたプラダ財団の美術館や、日本からは深澤直人さん監修の無印良品家電も選ばれていました。

さらに無料で見られる展示も常時開催中で、現在は『デザイナーが考えるオープンレジデンス』とのこと。面白そう…。
近々また行って来たいと思っています!

 

…と、慌ただしく過ごすうちにあっという間にクリスマスですね。
こちらでは「クリスマスは家族・友人と過ごすもの」という意識が強く、街はその人達へ沢山のプレゼントを買う人々で大混雑!
私のロンドン滞在も残り少なくなってきましたが、この国で過ごす初めてのクリスマスを楽しみたいと思います。

 

皆様も素敵なクリスマスを、そして良いお年をお迎え下さい♪

クリスマス仕様のコンランショップ.。.:*☆