2016/4/28
第5回スコットランド小旅行
こんにちは。
4月に入りロンドンもようやく春らしくなり、サマータイムが始まったことでだいぶ日が長くなりました。
さて、今回は旅レポートです^^
少し前の話になりますが3月下旬にスコットランドへ行って来ましたので、いくつかご紹介したいと思います。
スコットランドはロンドンから電車で片道約5時間、イギリス北部の地方です。
旅の行程は3日間グラスゴー/1日だけエジンバラ、というものでした。
なぜ首都エジンバラよりグラスゴーを重視したかというと、この街に有名な芸術大学があり「芸術の街」とも呼ばれているからです。
実際に到着してみると、まず街の色味が印象的でした。
ロンドンの街並よりも色が濃く、変な言い方をすれば第一印象は「すすけている」イメージ。
この感じ、嫌いじゃないです。
グラスゴーはかつて工業都市として栄えていたのですが産業革命後に経済が衰退し、芸術方面の発展にシフトチェンジすることで再興したという歴史があります。
そのため良いバランスで工業的な雰囲気を残しつつ、美術館や博物館・アートギャラリーも充実しているという面白い街なのです。
メインの目的地のひとつ、グラスゴースクールオブアート。
地元出身の建築家、チャールズ・レニー・マッキントッシュによる有名な建物なのですが…
残念なことに2014年に起きた火災により旧校舎は再建待ちの状態(T_T)
正面入口には立ち入り禁止の囲いが立てられていましたが、その奥にある階段の写真を使う気の利いたものでした。
向かいには新校舎のリィドビルディングが建っています。(スティーブン・ホール設計)
ガラスをメインに使用していて旧校舎とは違うモダンな雰囲気ですが、ツアーに参加したところ旧校舎への採光や通風などの影響を考え抜いた設計であることがわかりました。
いつか旧校舎の建て直しが終わったらまた見に行きたいです。
こちらはケルビングローブ博物館。こんな素敵なゴシック調の建物の中に…
大量の人の顔!! でもなぜか馴染んでいるのが不思議です。
先日突然の訃報が入って来たザハ・ハディド設計のリバーサイド博物館。
ガレージのような建物の中は車や電車などの乗り物メインの展示が充実し、家族連れで混雑していました。
日帰りで行ったエジンバラについても少し…。
こちらはグラスゴーよりもさらに濃くどっしりとした印象の街並みで、さすがスコットランドの首都というべき都会でもありました。
雨上がりのエジンバラ城。寒さが伝わりますか?
スコットランドといえばバグパイプ。
もう1日いたかったと後悔するくらい見どころがたくさんある街でした。いつか再訪したいです。
今回は4日間の小旅行でしたが、至る所にロンドンとは違う独自の文化があり
イギリス全体の歴史についてもっと知りたくなった旅でもありました。
(次はもう少しスコティッシュ英語を理解できるようになりたいです…笑)
さて、今月はミラノへ行って来ます。
次回は国際デザイン見本市・ミラノサローネについてご報告したいと思います!