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かんなのひとりごと

第6回 ミラノサローネ初参戦

こんにちは。今月上旬には気温が25度を超え、ロンドンも初夏の始まり…
と喜んだのも束の間、最近また肌寒く雨がちな天気に戻ってしまいました。
英語の先生いわく、「That’s London!」です。

 

さて、今回はミラノサローネレポートです!
日本でもよく雑誌などで特集されているこのイベントは長い歴史を持ち、今年で55回目を数えます。
今年は4月12日〜17日の期間で開催されていた中、土日の一般公開に合わせて向かった弾丸ミラノトリップは歩きっぱなしの2日間となりました…。

まずはじめに、サローネのメインイベントは大きく2つに分かれています。
1つは『ロー・フィエラミラノ』という本会場(東京ドーム11個分!)で各メーカーがブース毎に展示を行うもの、そしてもう1つはミラノの街中のあちこちで既存の建物を利用して行われる展示イベントです。
ここでは本会場の様子をピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

こちらは本会場エントランス。土曜日の朝一番で行ったにもかかわらず、すでに盛況です。(後日全体の来場者数は37万人超、土日の一般入場者は4万人超と発表されていました。)

 

本会場に入ると、毎年開催の「サローネ国際家具見本市」、偶数年開催の「エウロクチーナ」、「バスルーム見本市」などジャンルごとの展示がずらり!

会場の一部を上から。実際はもっと果てしなくブースが広がっています。

全て回るには1日かけてもとても足りない規模です…。
そのため、あらかじめ外せない展示や見たいメーカー・ブランドを絞って臨みました(^_^;
キッチンを中心に見よう!と決め、いざ「エウロクチーナ」へ。

 

フェンディなどの超有名ブランドや知っている名前もちらほらある中、初耳のキッチンメーカーがたくさんありました。
それもそのはず、今回の出展社数はキッチンだけで約160社!キッチン大国イタリアの底力を感じます…。

全体的な印象としては取手は最小限、つるっとした一つの塊に見せているものが多かったです。
ただ引き出しを開けると中には照明が標準装備、収納機能もきっちり!というものがほとんど。

こちらではシェフが実演中。

 

この他にも壁埋め込みのオーブンレンジの実演には長蛇の列ができていたり、
なんともイタリアらしい光景が広がっていました^^

 

また、日本からはサンワカンパニーさんが初出展しているのを発見して少しお話もできました。
イタリアで思いがけず日本語が話せて嬉しかったです。笑
マンション用のミニマルなキッチンも展示していて、サローネの中では異色で目立っていました。

 

キッチン以外ものぞいてみると、若手デザイナーのアピールの場でもある「サローネサテリテ」では面白いインテリア小物や家具がたくさん展示されていました。
企業関係者らしき人と商談をしている人もいたり、若手にとっては絶好のチャンスのようです。

 

また、会場の一角には『Before Design:Classic』というエキシビションも。
新しいものだけじゃなくて古き良きものにも目を向けよう!というコンセプトを持ちつつ、クラシックな椅子やダイニングテーブル・食器類を一癖ある雰囲気で展示していました。

何となく幽霊屋敷のような感じですね…。

 

初サローネということでなかなか効率よく回ることができず、この辺りで歩き疲れた上に人酔いしてしまいました…。
ということで夕方前には本会場を退散して市内のデザインイベントへと向かいました。
もし次の機会があればしっかり事前予習して、そしてできれば奇数年開催の「照明見本市」と「オフィス見本市」も見たいと思います。

 

次回はミラノサローネ市内編をお送りします!

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