2016/10/3
第12回 デザインイベント目白押し!
あっという間に季節は秋ですね。
前回のブログの後ついに学校が始まり、約10年ぶりに大学生になったナキウサギです。
早速課題やプレゼンが続き、さらに授業の一環でベルリン研修も行われ…ぼんやりしている暇もないくらい怒涛の1ヶ月でした。
そして今回のテーマであるデザインイベント!これが私をさらに忙しくさせた一因です。
ロンドンではこの1ヶ月大きなイベントが立て続けに行われており、学校の合間を縫ってそれらを駆け巡ることになりました。
代表的なものを挙げると…ロンドンデザインフェスティバル・デザインビエンナーレ・オープンハウスロンドン・そしてロンドンファッションウィーク!
かいつまんでご紹介したいと思います^^
■ロンドンデザインフェスティバル
2003年から始まったこのイベントは年1回開催の大規模なもの。
美術館や博物館はもちろん街中のあらゆる場所が様々なデザイナー、建築家やショップの会場と化します。
*私が通う大学の広場にもこの期間だけの建築が出現。“SMILE”製作中の様子。
最終日の25日は東ロンドンにあるLEE BROOMというインテリア/プロダクトデザイナーの展示へ。
小さなスペースなので入場制限がかかり、行列が出来ていました。
今回の展示は“OPTICALITY”(視覚)のタイトルのもと、新作照明OPTICALの発表の場になっていました。ただしとても幻惑的な空間で!
展示されている照明はどれも同じ物ですが、上下左右全ての空間が鏡貼りのため光の球がどこまでも続いていくような錯覚を覚えます。
見学を2人ずつに制限して入場させる希少価値の高め方も上手いなぁと思いました。
■オープンハウスロンドン
個人的にとても楽しみにしていたこのイベント。
こちらも年1回のみ・9月中旬の土日に開催されます(今年は9/17-18)。
概要としてはロンドン市内の様々な建物、大小規模問わずがこの2日間だけ一般に公開されるというもの。
イングランド銀行や美術館の舞台裏、果ては個人の邸宅など…
通常はまず内部を見られないような所まで網羅されているのがこのイベントのすごいところ!
私が行った所の一部は…
イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計事務所(Foster+Partners)
*オフィスが見学できたり現在進行中のプロジェクトの様子を垣間見たり…
映画『キングスマン』の舞台にもなった集合住宅 Alexandra Road Estate。
ここはいわゆる低所得者層向け住宅ですが、ブルータリズムの雰囲気漂う無骨なコンクリート造がとても好きです。
前々から中を見たいと思っていたところにこのイベント…願いが叶いました(T_T)
見学したのはこぢんまりとした1LDKの間取り、その中に住人の方のこだわりや趣味がしっかり詰まっています。
*住人自ら内部の説明をしてくれて写真撮影も自由。太っ腹というか懐が深いというか。
■ロンドンファッションウィーク/ファッションウィークエンド
少し建築とは離れますが… せっかくニューヨーク・ミラノ・パリに並ぶファッション大都市にいるのだから
一度は生で見たかったファッションショーへ!
年に2回・2月と9月に開催され、平日開催のファッションウィークと土日開催のウィークエンドの2つに分かれます。
学校の多忙な時期と重なってしまったため平日はあきらめ、ウィークエンドの方へ行ってまいりました。
会場内は本当に熱気であふれ、ファッションの街ならではの勢いを肌で感じることができます。
人生初のランウェイ鑑賞もでき大満足!
今シーズン新作の服や靴などもたくさん販売されていましたが、いち学生には眩しすぎる光景でした…笑
…と、駆け足になってしまいましたが今月行われたイベントのほんの一部をご紹介しました。
9月はとにかく色々な催し物が盛り沢山で、こういうイベントに興味がある方へはイチオシの月です。
夏休み後で少し観光客も減るこの時期。来年は是非いらしてみてはいかがでしょうか?