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かんなのひとりごと

第13回 ザハ・ハディドを偲ぶ〜Roca London Gallery〜

「Sorry!金曜日の時間割がわからなくなっちゃって」

大事なグループ製作とプレゼンに2週連続で来なかった女の子(トルコ人)の言葉です。

「その前までは普通に来てたよね…?」

こちらは声にならなかった私の思いです。

タイトルと関係のない話題からスタートしてしまいすみません。

とにかく同じグループのクラスメイトに悩まされてまして…!

上記の日には男の子(フランス人)も現れませんでした。

理由は「彼女といたもんで…Sorry!」

 

本当に世界には色々な人がいて色々な考え方がありますね。

この環境の中では日本の常識が当たり前ではないと実感します。安らかに過ごすため『人に期待しない』を信条に日々励んでいこうと思います。

 

*ロンドンも秋が深まっています。
日本のような紅葉が見られず寂しいですが…。

 

さて、前置き(愚痴)が長くなりましたが気分を切り替えて

最近行った場所について!

バスルーム商品のショールーム・Roca London Galleryです。


2011年竣工、設計デザインは今は亡きザハ・ハディドです。

外観からすでにザハらしさが見えますが、内部はまさに彼女の個性が前面に出ていて…

 

直線がほとんど見当たりません。

取り扱う商品に合わせて『水』をコンセプトにしているだけあります。

すべてが水の流れのようにゆったりうねり、

宇宙船のようにも感じる空間でした。

というか元々彼女の持ち味はこういうデザインだったので、

Rocaの求めるものにうまくはまったのでしょうね。

 

床のタイルまで水の流れを表現。

施工が難しそうなのに目地がとてもきれいでした。

 

美しいバスルーム商品が空間に余裕を持って置かれています。

 


なんだこのかわいいトイレは!と思ったらキッチンツールで有名な

ALESSI(イタリア)製でした。

 


こちらはミーティングルーム。

ちなみに壁のグリッドラインは期間限定で、

普段はシンプルな白壁のようです。

この日の目的は『BATH』がテーマのトークショーだったのですが、

それに合わせて世界各地の温泉施設やサウナの展示があり。

 

日本からは大分のラムネ温泉が紹介されていました。

トークショーにはイギリス・チェコから3組の建築家が参加し、

それぞれのお風呂にまつわる仕事について紹介&意見交換。

 

特に印象に残ったのがチェコの『公共サウナ』や『ポータブルサウナ』です。

以前行ったフィンランドでも至る所にサウナがありましたが、チェコでも

いわゆる『お風呂』ではなくサウナが人々の交流の場として身近になってきているようでした。

 

翻って自分自身はというと…

ロンドンではシャワーばかり。ゆっくりお風呂に入る機会はなく、

このイベントに参加したことでさらにお風呂や温泉が恋しくなりました…。

夜の外観もなかなかきれいです。

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