2016/11/25
第14回 オリンピックと建築
こんにちは。もうすぐ師走だなんてびっくりですね…。
現在通っている大学は12月中旬で冬休みに入ります。
私が参加している短期のコースはそこで終了。
ということはつまり…期末に向けた課題が迫ってきています!!
そのうちのひとつ、ランドスケープデザインのクラスでは
「自分の出身国とロンドンの街並みや都市計画を比較してプレゼンせよ」
という課題が。
具体的なテーマは何でも良いそうなので、私はオリンピックをテーマにリサーチしている所です。

*2012年ロンドン・メインスタジアム
東京オリンピックメインスタジアムをめぐっての騒動は記憶に新しいですよね。
ではロンドンではどうだったのか?ということで、東部ストラトフォードにあるクイーンエリザベス・オリンピックパークへ。
こちらがメインスタジアム…こうして見ると何だか…地味?

地味というかとにかく簡素!
造りはもちろん装飾もあまりなく、全体に「仮設」感が漂っています。

*今年からここを本拠地にしているサッカーチーム・ウェストハムのロゴもちらりと。
調べてみたところ、当時の会場作りはまさにその「仮設」を目指していたのです。
運営側の政府・組織委員会にとってオリンピック開催はロンドンの宣伝、プロモーションのための手段に過ぎない。
テレビに映ってほしいのは選手たちの活躍とそのバックに見える美しい街並みであってスタジアムを前面に出す必要はない、というポリシーがあったそうです。

設計者はアメリカの『POPULOUS』という会社。
スポーツコンサルティング設計が多く世界中に支社があるようですが、一般的に有名ではないですよね。
ちなみにスタジアムは600億円という低価格で建てられています。
(再決定された新国立競技場の予算は約1500億円)
メインスタジアム以外でも、例えば馬術の会場などは鉄パイプに布をかぶせただけというような簡素なものが多かったよう。
その時だけの豪華さにお金を使うのではなくオリンピック後の発展に目を向けプロモーションの方に重点を置いた、良い意味での「割り切り」の結果なんですね。

もう一つ大事なことはメイン会場となったストラトフォードの地域性。
このあたりはロンドンで最も貧しい地域でした。
昔は製造業でもっていたものの、それが傾くにつれて失業率が上がり治安が悪化し…
当時のリビングストン市長は「この地域を再興するには五輪招致しかない」と考えたそうです。
スタジアムと同じく、目標がすごくはっきりしています。
現に招致決定後には新たにストラトフォード・インターナショナル駅を開業させ大規模ショッピングモールも誘致。地域の失業者を積極的に雇用しました。
今後5年間でも色々な企業の移転が決まっているそうです。

もちろん議論はさまざまありますが、目先のことにとらわれず20年・30年先の
街の姿を見据えてあくまで「手段」としてオリンピックを利用したのはさすがだなぁと感じます。
さてさて。このあたりのことを日本と比較しつつ、果たしてプレゼンはうまくいくのでしょうか?!
頑張ります…。
*余談ですが…こちらは同じ敷地内にあるザハ・ハディド設計の水泳競技場。
オリンピック終了後は改修を経て市民に安価で開放されています。


2016/11/10
もう 冬 です
暦通りで言うと 冬です。
が! もっと 秋 してたかッたわ ~ !!
まだ 新そば 当たってないし~!
もぅ~。。。。
冬囲い しなくてはいけないの?
まだ 葉っぱ 落ちてないのに。。。。
・・・準備しますか
お庭が雪景色になるのですね。
☆
それはそうと アメリカ大統領のニュースで
世の中 大騒ぎ
日本の 白猫 がとやかく言える物では ないのですが
バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2の
ビフ・タネンのモデルと言われてる
あの トランプさん
過激な発言をしても
どんなに嫌われても
大統領になれるのですね。
アメリカンドリーム ッて 凄すぎて
白猫のキャパ超え
☆
☆
最近観た映画
奇跡の教室~受け継ぐ者たちへ~ ★★★
・実話
・主演していた学生がこち込んだ企画
(黒人の主人公:アハメッド・ドウラメ)
・落ちこぼれたクラスに歴史教師との出会いで・・・
・この系で 一番かも
・悪クラスの感じが吸い込まれる(隠し撮り?)
・LIVE?かと思うほどのリアル感
永い言い訳 ★★☆
・西川美和監督の原作脚本
・モッくんカッコ良すぎ
(もっとカッコ悪くても良かったかも)
・灯ちゃんかわゆい
・竹原ピストルさん味濃い
(よ~、そこの若いの ・・・の人)
・喪失と再生の物語
PK ★☆☆
・インド映画
・上映時間 長い 覚悟が必要
(お約束のダンスは割と短い)
・宇宙人 ッテ!
・意外と 都会
・テロとか宗教とか家族とか今の社会に忠告
・ジワジワきます。
・酔っ払いのこと PK と言うようです。
☆
☆
白猫も冬支度
暖かパンツは 「しまむら」 ですよ~!!
肉球 =^_^=
2016/10/25
第13回 ザハ・ハディドを偲ぶ〜Roca London Gallery〜
「Sorry!金曜日の時間割がわからなくなっちゃって」
大事なグループ製作とプレゼンに2週連続で来なかった女の子(トルコ人)の言葉です。
「その前までは普通に来てたよね…?」
こちらは声にならなかった私の思いです。
タイトルと関係のない話題からスタートしてしまいすみません。
とにかく同じグループのクラスメイトに悩まされてまして…!
上記の日には男の子(フランス人)も現れませんでした。
理由は「彼女といたもんで…Sorry!」
本当に世界には色々な人がいて色々な考え方がありますね。
この環境の中では日本の常識が当たり前ではないと実感します。安らかに過ごすため『人に期待しない』を信条に日々励んでいこうと思います。

*ロンドンも秋が深まっています。
日本のような紅葉が見られず寂しいですが…。
さて、前置き(愚痴)が長くなりましたが気分を切り替えて
最近行った場所について!
バスルーム商品のショールーム・Roca London Galleryです。

2011年竣工、設計デザインは今は亡きザハ・ハディドです。
外観からすでにザハらしさが見えますが、内部はまさに彼女の個性が前面に出ていて…


直線がほとんど見当たりません。
取り扱う商品に合わせて『水』をコンセプトにしているだけあります。
すべてが水の流れのようにゆったりうねり、
宇宙船のようにも感じる空間でした。
というか元々彼女の持ち味はこういうデザインだったので、
Rocaの求めるものにうまくはまったのでしょうね。

床のタイルまで水の流れを表現。
施工が難しそうなのに目地がとてもきれいでした。

美しいバスルーム商品が空間に余裕を持って置かれています。

なんだこのかわいいトイレは!と思ったらキッチンツールで有名な
ALESSI(イタリア)製でした。

こちらはミーティングルーム。
ちなみに壁のグリッドラインは期間限定で、
普段はシンプルな白壁のようです。
この日の目的は『BATH』がテーマのトークショーだったのですが、
それに合わせて世界各地の温泉施設やサウナの展示があり。


日本からは大分のラムネ温泉が紹介されていました。
トークショーにはイギリス・チェコから3組の建築家が参加し、
それぞれのお風呂にまつわる仕事について紹介&意見交換。

特に印象に残ったのがチェコの『公共サウナ』や『ポータブルサウナ』です。
以前行ったフィンランドでも至る所にサウナがありましたが、チェコでも
いわゆる『お風呂』ではなくサウナが人々の交流の場として身近になってきているようでした。
翻って自分自身はというと…
ロンドンではシャワーばかり。ゆっくりお風呂に入る機会はなく、
このイベントに参加したことでさらにお風呂や温泉が恋しくなりました…。

夜の外観もなかなかきれいです。
2016/10/17
秋からの冬支度
現在 秋
食欲 ありすぎ・・・・
サンマ漁が 良好と聞くと
胃袋が ウエルカム
孤高のグルメ的な コメント 言いたくなる。
井之頭五郎さんは今 何を食しているのでしょうか。
新陳代謝を省みず
新米を前に ニコニコ してしまうのです。
間もなく ハロウィン
魔女の白猫は
この期間 黒猫に変身します。
夜会があるので
毎日 黒い服を着たり
黒猫ちゃんを追っかけたり
かぼちゃは 美味しく頂き
清く正しく 日々を過ごすのです。
当社カフェスペースの黒板に
ハロウィン的な書き込みあります。
見てね!!
さて、冬に向けて 心と身体の準備に入ります。
身支度ですね。
衣替えしたり 寒さ対策の準備ッと。
この時期 気温の変化が激しいので
風邪に注意しましょう。
部屋の湿度も急変します
洗濯物を干したり 鍋料理したり
ッと。又、食うのかかよ!!
すべてのアウターに リトルナース(リップクリーム)
が装備されます。100%
なんなら リトルナース依存症
無いと不安
私の口紅は リトルナース ですから~。!!
※
※
最近観た映画
ペット(アニメ) ★★☆
・かわゆい、、、、レナード 素敵
・実話であって欲しい
・主役はウサギ?
・バナナマンの声 はまりすぎ
真田十勇士 ★☆☆
・真田幸村はあんなんじゃ無い
・中村勘九郎に引き込まれる
・・父の勘九郎を思い出した。
・歴女的に 微妙
ハドソン川の奇跡 ★★★
・実話
・このニュース記憶あります。
・アメリカッたら。
・当事者は大変
・全員の無事生還・・・奇跡につぐ奇跡
※
※
まだまだ 続きます。
肉球 =^_^=
2016/10/3
第12回 デザインイベント目白押し!
あっという間に季節は秋ですね。
前回のブログの後ついに学校が始まり、約10年ぶりに大学生になったナキウサギです。
早速課題やプレゼンが続き、さらに授業の一環でベルリン研修も行われ…ぼんやりしている暇もないくらい怒涛の1ヶ月でした。
そして今回のテーマであるデザインイベント!これが私をさらに忙しくさせた一因です。
ロンドンではこの1ヶ月大きなイベントが立て続けに行われており、学校の合間を縫ってそれらを駆け巡ることになりました。
代表的なものを挙げると…ロンドンデザインフェスティバル・デザインビエンナーレ・オープンハウスロンドン・そしてロンドンファッションウィーク!
かいつまんでご紹介したいと思います^^
■ロンドンデザインフェスティバル
2003年から始まったこのイベントは年1回開催の大規模なもの。
美術館や博物館はもちろん街中のあらゆる場所が様々なデザイナー、建築家やショップの会場と化します。

*私が通う大学の広場にもこの期間だけの建築が出現。“SMILE”製作中の様子。
最終日の25日は東ロンドンにあるLEE BROOMというインテリア/プロダクトデザイナーの展示へ。
小さなスペースなので入場制限がかかり、行列が出来ていました。

今回の展示は“OPTICALITY”(視覚)のタイトルのもと、新作照明OPTICALの発表の場になっていました。ただしとても幻惑的な空間で!

展示されている照明はどれも同じ物ですが、上下左右全ての空間が鏡貼りのため光の球がどこまでも続いていくような錯覚を覚えます。
見学を2人ずつに制限して入場させる希少価値の高め方も上手いなぁと思いました。
■オープンハウスロンドン
個人的にとても楽しみにしていたこのイベント。
こちらも年1回のみ・9月中旬の土日に開催されます(今年は9/17-18)。

概要としてはロンドン市内の様々な建物、大小規模問わずがこの2日間だけ一般に公開されるというもの。
イングランド銀行や美術館の舞台裏、果ては個人の邸宅など…
通常はまず内部を見られないような所まで網羅されているのがこのイベントのすごいところ!
私が行った所の一部は…
イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計事務所(Foster+Partners)


*オフィスが見学できたり現在進行中のプロジェクトの様子を垣間見たり…
映画『キングスマン』の舞台にもなった集合住宅 Alexandra Road Estate。

ここはいわゆる低所得者層向け住宅ですが、ブルータリズムの雰囲気漂う無骨なコンクリート造がとても好きです。
前々から中を見たいと思っていたところにこのイベント…願いが叶いました(T_T)
見学したのはこぢんまりとした1LDKの間取り、その中に住人の方のこだわりや趣味がしっかり詰まっています。


*住人自ら内部の説明をしてくれて写真撮影も自由。太っ腹というか懐が深いというか。
■ロンドンファッションウィーク/ファッションウィークエンド
少し建築とは離れますが… せっかくニューヨーク・ミラノ・パリに並ぶファッション大都市にいるのだから
一度は生で見たかったファッションショーへ!
年に2回・2月と9月に開催され、平日開催のファッションウィークと土日開催のウィークエンドの2つに分かれます。
学校の多忙な時期と重なってしまったため平日はあきらめ、ウィークエンドの方へ行ってまいりました。

会場内は本当に熱気であふれ、ファッションの街ならではの勢いを肌で感じることができます。
人生初のランウェイ鑑賞もでき大満足!
今シーズン新作の服や靴などもたくさん販売されていましたが、いち学生には眩しすぎる光景でした…笑
…と、駆け足になってしまいましたが今月行われたイベントのほんの一部をご紹介しました。
9月はとにかく色々な催し物が盛り沢山で、こういうイベントに興味がある方へはイチオシの月です。
夏休み後で少し観光客も減るこの時期。来年は是非いらしてみてはいかがでしょうか?